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authorhrs <hrs@FreeBSD.org>2003-05-28 21:01:34 +0000
committerhrs <hrs@FreeBSD.org>2003-05-28 21:01:34 +0000
commitd61d7c3e89202405d2952994cd4d51dc3f5250b4 (patch)
tree10a7e2e36e1bea66dc0013f6493b0a296582d580 /release
parent83ea737a02feb8c7dc76c5d6d053a6df303f5453 (diff)
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1.36 -> 1.38 errata/article.sgml 1.553 -> 1.572 relnotes/common/new.sgml Approved by: re (bmah)
Diffstat (limited to 'release')
-rw-r--r--release/doc/ja_JP.eucJP/errata/article.sgml10
-rw-r--r--release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml336
2 files changed, 297 insertions, 49 deletions
diff --git a/release/doc/ja_JP.eucJP/errata/article.sgml b/release/doc/ja_JP.eucJP/errata/article.sgml
index afc20e9..a0156ce 100644
--- a/release/doc/ja_JP.eucJP/errata/article.sgml
+++ b/release/doc/ja_JP.eucJP/errata/article.sgml
@@ -2,7 +2,7 @@
FreeBSD Japanese Documentation Project
$FreeBSD$
- Original revision: 1.36
+ Original revision: 1.38
-->
<!--
@@ -376,5 +376,13 @@
従来のリゾルバの設定ファイル名に誤りがありました。
正しくは <filename>/etc/host.conf</filename> です。</para>
+ <bridgehead renderas="sect3">Mailman</bridgehead>
+
+ <para>最近になって、メーリングリストが majordomo から変更され、
+ Mailman リストサーバを使うようになりました。
+ この新しいメーリングリストに関する詳細は、
+ <ulink url="http://www.FreeBSD.org/mailman/listinfo/">FreeBSD
+ Mailman Info Page</ulink> をご覧ください。</para>
+
</sect1>
</article>
diff --git a/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml b/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml
index 1338ad2..e2fade8 100644
--- a/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml
+++ b/release/doc/ja_JP.eucJP/relnotes/common/new.sgml
@@ -3,7 +3,7 @@
$FreeBSD$
- Original revision: 1.553
+ Original revision: 1.572
-->
<articleinfo>
@@ -32,9 +32,8 @@
&release.branch; 開発ブランチの &os; ベースシステムに対する最近の
変更点の概要が含まれています。
]]>
- カーネルとユーザーランド双方の変更点が列挙されているのに加え、
- 前のリリース以降に発行されたセキュリティ勧告のうちあてはまる
- ものも含まれています。
+ &os; カーネルおよびユーザーランドにおける変更点、
+ 前のリリース以降に発行されたセキュリティ勧告が書かれています。
また、アップグレードの際の注意点も載せてあります。</para>
</abstract>
</articleinfo>
@@ -42,11 +41,10 @@
<sect1 id="intro">
<title>はじめに</title>
- <para>この文書は &arch.print; ハードウェアプラットフォームの
- &os; &release.current; 向けのリリースノートです。
- &os; に最近追加、変更、削除された機能について解説しています。
- また、&os; の前のバージョンからのアップグレードについても言及して
- います。</para>
+ <para>この文書は &arch.print; ハードウェアプラットフォーム用
+ &os; &release.current; のリリースノートです。
+ これは &os; に最近追加、変更、削除された機能について解説したものであり、
+ &os; の前のバージョンからのアップグレードについても言及しています。</para>
<![ %release.type.snapshot [
@@ -73,6 +71,26 @@
を参照してください。</para>
]]>
+
+ <para>&os; &release.type; の &release.branch;
+ 系列をはじめて利用するユーザは、まず <quote>&os;
+ &release.current; 初期利用者の手引き</quote> をご覧ください。
+ この文書は (&os; 配布ファイルの一部として、
+ もしくは &os; ウェブサイト上の)
+ リリースノートと同じ場所に置かれており、
+ &os; 4-STABLE
+ 開発ブランチをベースにしたリリースと比較して、
+ &os; &release.current;
+ を利用する際の利点と欠点について重要な情報が書かれています。</para>
+
+ <para>&os; をインストールする前に、必ずそのリリースの
+ errata 文書をお読みください。
+ errata 文書には、リリース工程の最後やリリース後に判明した
+ <quote>最新の</quote> 情報が書かれています。
+ 通常これに含まれているのは、既知のバグ、セキュリティ勧告、
+ 文書の訂正です。&os; &release.current;
+ の最新版 errata 文書は、&os; ウェブサイトから入手できます。</para>
+
</sect1>
<sect1 id="new">
@@ -94,11 +112,16 @@
]]>
</para>
- <para>リリースノート項目の多くは、新しいドライバやハードウェア対応、
+ <para>リリースノートには、
+ &release.prev.historic; 以降に出されたセキュリティ勧告、
+ 新しいドライバやハードウェア対応、
新しいコマンドやオプション、重要なバグフィックスや寄贈ソフトウェア
- のアップグレードなどについてのものです。
- &release.prev.historic; 以降に出されたセキュリティ勧告のうち、
- リリースに影響するものについても掲載しています。</para>
+ のアップグレード、
+ ports/packages やリリースエンジニアリング工程に関する大きな変更点が
+ 書かれています。リリースノートには、リリース間に加えられた
+ &os; の全変更点が書かれているわけではありません。
+ 記載されている情報は、セキュリティ勧告、ユーザに影響のある変更、
+ 既存の構造に対する大きな改良点が中心としたものです。</para>
<para>&os; に加えられた変更点のうち、
スペースの都合上ここに書かれていないものも多数存在します。
@@ -167,12 +190,7 @@
<literal>NODEVFS</literal> オプションは、
指定可能なカーネル設定オプションから削除されています。</para>
- <para arch="i386,pc98">DRM カーネルモジュールが、
- DRI CVS リポジトリのスナップショットのものに更新されました。
- これは XFree86 4.3.0 に含まれているものとほぼ同一のものですが、
- いくつかのバグ修正も追加で含まれています。</para>
-
- <para arch="i386,ia64,pc98">ehci ドライバが追加されました。
+ <para arch="i386,ia64,pc98">&man.ehci.4; ドライバが追加されました。
これは USB 2.0 コントローラで使われている
USB Enhanced Host Controller Interface に対応しています。</para>
@@ -198,6 +216,14 @@
してはいけない、ということを仮想メモリシステムに伝えるものです。
その時のプロセスは、スーパユーザが所有するものである必要があります。</para>
+ <para arch="i386,pc98">
+ (X-10 ホームコントロール製品で使われている) TW-523
+ 電源インタフェース用の tw ドライバが削除されました。
+ これは現在動作しておらず、&release.branch;
+ で動作させるには大幅な変更が必要です。
+ xten および xtend という、
+ ユーザランドの制御プログラムも削除されています。</para>
+
<!-- Above this line, sort kernel changes by manpage/keyword-->
<para>SMP における性能向上が期待できる、
@@ -277,7 +303,8 @@
メディアからの起動に対応しました。
&merged;</para>
- <para>(以前、&os; 4.X のモジュールが置かれるデフォルトのディレクトリだった)
+ <para>(以前、&os; 4.<replaceable>X</replaceable>
+ のモジュールが置かれるデフォルトのディレクトリだった)
<filename>/modules</filename> ディレクトリが、
デフォルトで <varname>kern.module_path</varname>
に含まれなくなりました。
@@ -286,7 +313,8 @@
に置かれなければならなくなっています。
<note>
- <para>&os; 4.X 用に設計されたモジュールはパニックをを引き起こしやすいため、
+ <para>&os; 4.<replaceable>X</replaceable>
+ 用に設計されたモジュールはパニックをを引き起こしやすいため、
利用する場合は十分注意してください。</para>
</note>
</para>
@@ -311,12 +339,17 @@
<para>cm ドライバが IPX に対応しました。
&merged;</para>
+ <para arch="i386,pc98">&man.rue.4; ネットワークドライバが追加されました。
+ これは RealTek RTL8150 USB to Fast Ethernet
+ コントローラチップをベースにした Ethernet アダプタに対応しています。</para>
+
<para arch="i386">&man.sbsh.4; ドライバが追加されました。
これは Granch SBNI16 SHDSL モデムに対応しています。
&merged;</para>
<para>802.11 リンク層に対応した wlan モジュールが新しく追加されました。
- 現在、&man.wi.4; ドライバがこの機能を利用しています。</para>
+ 現在、&man.wi.4; ドライバ、&man.an.4;
+ ドライバがこの機能を利用しています。</para>
<para arch="i386,alpha,pc98,sparc64">インタフェースの設定時にカーネルパニック
(や他の問題)
@@ -403,6 +436,36 @@
SiS チップセットすべてに対応しました
(詳細はハードウェアノートをご覧ください)。</para>
+ <para>&man.ata.4; ドライバが Promise
+ SATA150、TX2、TX4 Serial ATA/150
+ コントローラに対応しました。</para>
+
+ <para>&man.ata.4; ドライバがシャットダウン時に
+ デバイスをフラッシュするようになりました。
+ コンソールにフラッシュに対応していないデバイスから、
+ フラッシュに失敗したというメッセージが表示されるかも知れませんが、
+ それはこの変更によるものです。</para>
+
+ <para>CAM レイヤが
+ 2<superscript>32</superscript>
+ 個以上のブロックを持つデバイスに対応しました
+ (1 ブロック 512 バイトとすると、これは 2TB
+ より大きいデバイスに対応したことに相当します)。
+
+ <note>
+ <para>この変更前後でアップグレードする場合は、
+ &man.pass.4; もしくは &man.xpt.4;
+ デバイスを利用するユーザランドアプリケーションをすべて
+ 再構築しなければならないことに注意してください。
+ たとえば、ベースシステムに含まれる &man.camcontrol.8;、
+ port に含まれる
+ <filename role="port">sysutils/cdrtools</filename> や
+ <filename role="port">multimedia/xmms</filename>
+ がそれらに該当します。</para>
+ </note>
+
+ </para>
+
<para>&man.cd.4; に数多くの変更が加えられました。
ユーザに影響がある主なものとして、
ATAPI/USB/Firewire CDROM ドライブとの互換性向上があります。</para>
@@ -411,6 +474,12 @@
<literal>NO_GEOM</literal> オプションは、
指定可能なカーネル設定オプションから削除されています。</para>
+ <para>&man.iir.4; ドライバが更新されました。
+ この更新で、インストール時にディスクの検出ができないという問題が解決しています。</para>
+
+ <para arch="i386">IBM (現在は Adaptec) の ServeRAID
+ シリーズに対応した ips ドライバが追加されました。</para>
+
<para>&man.mly.4; ドライバにあった、
ハングアップするバグが修正されました。</para>
@@ -479,6 +548,17 @@
<para>&man.adduser.8; が、シェルの特殊文字を含むパスワードを
正しく処理できるようになりました。</para>
+ <para>従来のディスクラベルユーティリティに代わって、
+ &man.bsdlabel.8; ユーティリティが導入されました。
+ これは従来のものと同様、ディスクパーティションにある
+ BSD ラベルのインストールや表示、変更を行なったり、
+ ブートストラップコードのインストールを行なうことができます。
+ disklabel ユーティリティと比べて、使われなくなったオプションや
+ パラメータの多くが削除された点が異なります。
+ &man.bsdlabel.8; には新しく <option>-m</option>
+ オプションが追加されており、指定したマシンアーキテクチャに適したレイアウトを
+ 使用できるようになっています。</para>
+
<para>&man.adduser.8; に、ユーザのデフォルトログイングループを設定する
<option>-g</option> オプションが追加されました。</para>
@@ -506,16 +586,9 @@
これは、ディスクデバイスの情報の表示と、
ネイティブな性能試験を行なうためのものです。</para>
- <para>&man.disklabel.8; から、
- <option>-N</option> フラグと <option>-W</option>
- フラグが削除されました。</para>
-
- <para>&man.disklabel.8; は、それが必要なアーキテクチャ
- (i386, pc98, alpha, ia64) のみで構築されるようになりました。</para>
-
- <para>i386 ブートローダが一つのファイルに統合されたため、
- &man.disklabel.8; の <option>-s</option>
- オプションが削除されました。</para>
+ <para>disklabel ユーティリティが &man.bsdlabel.8; に置き換えられました。
+ alpha、i386、pc98 プラットフォームでは、disklabel ユーティリティは
+ &man.bsdlabel.8; へのリンクになっています。</para>
<para>&man.dump.8; に、ディスクブロックをキャッシュする
<option>-C</option> オプションが追加されました。
@@ -603,7 +676,11 @@
sysctl 変数と組み合わせて使うことを想定しています。</para>
<para>&man.devfs.5; が必須となったため、
- 必要がなくなった MAKEDEV スクリプトは削除されました。</para>
+ 必要がなくなった <filename>MAKEDEV</filename>
+ スクリプトは削除されました。</para>
+
+ <para>&man.mergemaster.8; に、置き換えられたファイルの内容を保存する
+ <option>-P</option> オプションが追加されました。</para>
<para>&man.mixer.8; に、相対値を使ったボリューム調整が実装されました。</para>
@@ -632,16 +709,50 @@
これは、それぞれ IPv4 と IPv6 による NFS マウントを禁止します。</para>
<para>&man.newfs.8; は、<option>-O1</option>
- を使って UFS1 が指定されていない限り、デフォルトで UFS2
+ オプションを使って UFS1 が指定されていない限り、デフォルトで UFS2
ファイルシステムを作成するようになりました。</para>
- <para>&man.newsyslog.8; に、エントリの圧縮処理の開始前に、
- 前回開始した圧縮処理を強制終了させる
- <literal>W</literal> フラグ (エントリのグループの場合は
- <literal>G</literal> フラグ) が追加されました。
- この機能は、大きいファイルを同時に圧縮する処理でシステムが過負荷に
- なるのを避けるためのものです。
- &merged;</para>
+ <para>&man.newsyslog.8; に、多くの新機能が追加されました。
+
+ <itemizedlist>
+ <listitem><para>エントリの圧縮処理の開始前に、
+ 前回開始した圧縮処理を強制終了させる
+ <literal>W</literal> フラグ (エントリのグループの場合は
+ <literal>G</literal> フラグ) が追加されました。
+ この機能は、大きいファイルを同時に圧縮する処理でシステムが過負荷に
+ なるのを避けるためのものです。
+ &merged;</para>
+ </listitem>
+
+ <listitem>
+ <para>ローテーションを指定し、
+ 設定ファイルに何も指定しなかった場合に使われる
+ <quote>デフォルトのローテート動作</quote>
+ が指定できるようになりました。
+ &merged;</para>
+ </listitem>
+
+ <listitem>
+ <para>ファイルをローテートする時にシグナルを送らないようにする
+ <option>-s</option> コマンドラインフラグが追加されました。
+ &merged;</para>
+ </listitem>
+
+ <listitem>
+ <para>ファイルをローテートする時に、シグナルを送る必要がないことを示す
+ <literal>N</literal> 設定ファイルフラグが追加されました。
+ &merged;</para>
+ </listitem>
+
+ <listitem>
+ <para>ファイルをローテートする時に、(プロセス単体ではなく)
+ プロセスグループにシグナルを送ることを指定する
+ <literal>U</literal> 設定ファイルフラグが追加されました。
+ &merged;</para>
+ </listitem>
+ </itemizedlist>
+
+ </para>
<para>&man.nsdispatch.3; はスレッドセーフになり、
Name Service Switch (NSS) モジュールに対応しました。
@@ -676,12 +787,24 @@
これは、主に <application>Samba</application>
サービスの管理を容易にするための変更です。&merged;</para>
+ <para>&man.pwd.mkdb.8; で生成される
+ <filename>/etc/pwd.db</filename> および
+ <filename>/etc/spwd.db</filename> パスワードデータベースの構造が、
+ バイトオーダに依存しない形に変更されました。
+ 前処理されたこれらのパスワードデータベースは、
+ 異なるアーキテクチャ間で移動させて利用することが可能になっています。
+ 古いバイナリとの互換性を保つため、
+ ファイルのエントリにはバージョン番号が含まれています。</para>
+
<para>&man.rand.3; の、乱数列が
<literal>0</literal> になってしまう可能性があったバグが修正されました
(ただし &man.rand.3; は、依然として実用的な用途には適していません)。</para>
<para>&man.rtld.1; が新しく、
共有オブジェクト依存関係の動的マッピングに対応しました。
+ このオプション機能は特に、
+ 複数の異なるスレッドライブラリを使って実験する時に便利です。
+ ただし、デフォルトでは構築されません。
詳しくは &man.libmap.conf.5; をご覧ください。
これはオプション機能のひとつで、デフォルトでは無効になっています。</para>
@@ -694,7 +817,7 @@
より強いものになりました。</para>
<para arch="sparc64">Sun ディスクラベルで動作する
- &man.disklabel.8; 風のプログラム、
+ &man.bsdlabel.8; 風のプログラム、
sunlabel ユーティリティが追加されました。</para>
<para arch="i386,alpha,sparc64,ia64">&man.sysinstall.8; は、
@@ -748,7 +871,27 @@
<option>-o</option> フラグが追加されました。
これは、子プロセスが対話的なアプリケーションの場合に有用です。</para>
- <para>1:1 スレッドパッケージ (ひとつのアプリケーションにある
+ <para arch="i386,pc98">KSE を使って POSIX スレッド機能を提供する
+ <filename>libkse</filename>
+ ライブラリがデフォルトでインストールされ、有効化されるようになりました。
+ このライブラリは現在 M:N スレッド機能に対応しています。
+ プロセススコープ、システムスコープスレッドの両方を使うことができ、
+ 並列レベルの取得・設定が可能です。
+ デフォルトでは、並列レベルがシステムの CPU 数に設定されます。
+ 各並列レベルは 1 個の KSE と関連づけられおり、
+ すべてのプロセススコープスレッドはこれらの KSE の中で動作します。
+ システムスコープスレッドは、並列レベルに対応する独立した
+ KSE を取得します。
+ <filename>libkse</filename> はまだ作業中のものであり、
+ デフォルトでは使われませんが、プログラムをリンクする時に
+ <option>-pthread</option>
+ ではなく
+ <option>-lkse</option>
+ を指定することで、
+ <filename>libc_r</filename>
+ の代替品として使うことが可能です。</para>
+
+ <para arch="i386,pc98,sparc64,ia64">1:1 スレッドパッケージ (ひとつのアプリケーションにある
すべての pthread に対して、ひとつの KSE とスレッドが対応するというもの)
が実装されました。
このモデルでは、カーネルがすべてのスレッドスケジューリングを決定し、
@@ -759,11 +902,51 @@
<filename>libc_r</filename> ライブラリの代替として使うことができます。
ただし、<filename>libthr</filename>
は (現時点では) デフォルトで構築されません。</para>
+
+ <para>従来から BSD で使われてきた <filename>/etc</filename>
+ にある起動スクリプトが削除され、
+ <application>NetBSD</application> から移植された
+ <filename>rc.d</filename> システムに置き換えられました
+ (これは <quote>rcNG</quote> とも呼ばれています)。
+ 従来あった機能はすべてそのまま残っており、特に
+ <filename>/etc/rc.conf</filename> などのファイル群は、
+ 今後も標準のシステムの起動設定手段として継続して使われます。
+ <filename>rc.d</filename> システムは &os; 5.0-RELEASE
+ よりデフォルトになっていたため、この変更は、
+ ほとんどのユーザにとって意識しなければならないものではないでしょう。
+ <filename>/etc</filename> にあった以下のファイルは削除されましたので、
+ 従来のスタイルのスタートアップスクリプトをカスタマイズしているユーザは
+ 注意してください。
+
+ <filename>rc.atm</filename>,
+ <filename>rc.devfs</filename>,
+ <filename>rc.diskless1</filename>,
+ <filename>rc.diskless2</filename>,
+ <filename>rc.i386</filename>,
+ <filename>rc.alpha</filename>,
+ <filename>rc.amd64</filename>,
+ <filename>rc.ia64</filename>,
+ <filename>rc.sparc64</filename>,
+ <filename>rc.isdn</filename>,
+ <filename>rc.network</filename>,
+ <filename>rc.network6</filename>,
+ <filename>rc.pccard</filename>,
+ <filename>rc.serial</filename>,
+ <filename>rc.syscons</filename>,
+ <filename>rc.sysctl</filename>.
+
+ &man.mergemaster.8;, を実行すると、
+ これらのファイルを異なる場所に移動するかどうか尋ねられます。
+ 詳しくは、&man.rc.subr.8; をご覧ください。</para>
</sect2>
<sect2 id="contrib">
<title>寄贈ソフトウェア</title>
+ <para><application>ACPI-CA</application> コードが、
+ 20021118 スナップショットから
+ 20030228 スナップショットに更新されました。</para>
+
<para>Bell Labs 由来の <application>awk</application>
が 2003 年 3 月 14 日時点のスナップショットが統合されました。</para>
@@ -779,17 +962,46 @@
1.11.5 に更新されました。
&merged;</para>
+ <para arch="i386,pc98">The <application>DRM</application> kernel modules have been updated to
+ a snapshot from the DRI CVS repository, as of 24 April 2003.
+ The <literal>DRM_LINUX</literal> kernel option hsa been removed
+ because the handler is now provided by the Linux compatibility
+ code.</para>
+
+ <para arch="i386,pc98">DRM カーネルモジュールが、
+ DRI CVS リポジトリの 2003 年 4 月 24
+ 日時点のスナップショットに更新されました。
+ 必要なハンドラが Linux 互換機能に追加されたため、
+ <literal>DRM_LINUX</literal> カーネルオプションは削除されました。</para>
+
<para><application>FILE</application> がバージョン
3.41 に更新されました。
&merged;</para>
<para><application>GCC</application> が
- 3.2.2 (リリース版) に更新されました。</para>
+ 3.2.2 (リリース版) に更新されました。
+
+ <note arch="i386">
+ <para><application>GCC</application> は、
+ <option>-march=pentium4</option>
+ オプションを指定すると異常なコードを生成することが判明しています。
+ この問題を回避するには、
+ <varname>CPUTYPE=p4</varname> Makefile 変数を
+ (たとえば &man.make.conf.5; などで) 定義して、
+ GCC の <option>-march=pentium3</option> オプションを使ってください。
+ 現在の状況は、将来的に GCC 3.3
+ を導入することで解決できる見とおしです。</para>
+ </note>
+ </para>
<para>文字列と浮動小数点数を変換する
<application>gdtoa</application> ライブラリが統合されました。
ソースは 2003 年 3 月 24 日付けのものです。</para>
+ <para><application>groff</application> (および関連ユーティリティ) が、
+ バージョン 1.18.1 からバージョン 1.19
+ に更新されました。</para>
+
<para><application>IPFilter</application> がバージョン
3.4.31 に更新されました。
&merged;</para>
@@ -814,6 +1026,14 @@
<literal>k<replaceable>プログラム名</replaceable></literal>
という名前に変更されています。</para>
+ <para><application>Kerberos 5</application>
+ が <literal>buildworld</literal> の過程で、
+ デフォルトで構築されるようになりました。
+ 現在、<varname>MAKE_KERBEROS5</varname> 変数は使われなくなっており、
+ ベースシステムの Kerberos 5 を無効にするには、
+ <varname>NO_KERBEROS</varname> Makefile
+ 変数を定義する必要があります。</para>
+
<para><application>libpcap</application> が、
同一のインタフェース上での複数のデータリンクタイプの選択に対応しました。</para>
@@ -821,7 +1041,8 @@
が、2003 年 1 月 22 日のスナップショットに更新されました。</para>
<para><application>OpenPAM</application>
- がリリース <quote>Daffodil</quote> に更新されました。</para>
+ がリリース <quote>Citronella</quote> からリリース
+ <quote>Dianthus</quote> に更新されました。</para>
<para><application>OpenSSH</application> がバージョン
3.6.1p1 に更新されました。</para>
@@ -840,6 +1061,16 @@
<option>-L</option> フラグと、
パケットキャプチャ中にどのデータリンクタイプを使うのかを指定する
<option>-y</option> オプションが追加されました。</para>
+
+ <para><application>texinfo</application>
+ がバージョン 4.2 から 4.5 に更新されました。</para>
+
+ <para>timezone データベースが
+ <filename>tzdata2002d</filename>
+ から
+ <filename>tzdata2003a</filename>
+ に更新されました。
+ &merged;</para>
</sect2>
<sect2 id="ports">
@@ -883,9 +1114,13 @@
&merged;</para>
<para>FreeBSD が公式に対応している <application>KDE</application>
- のリリースが、バージョン 3.1.1a に更新されました。
+ のリリースが、バージョン 3.1.2 に更新されました。
&merged;</para>
+ <para>個別の <filename>krb5</filename> 配布物が廃止されました。
+ Kerberos 5 ライブラリとユーティリティは、
+ <filename>crypto</filename> 配布物に含まれるようになっています。</para>
+
<para>&man.sysinstall.8; が、<application>XFree86</application> の
個々のコンポーネントのインストールに再度対応しました。
この変更により、(ユーザが意識することはありませんが)
@@ -896,7 +1131,12 @@
のリリースが、バージョン 4.3.0 に更新されました。
&merged;</para>
- <para>&os; 2.X から 3.X、&os; 3.X から 4.X
+ <para>&os;
+ 2.<replaceable>X</replaceable> から
+ 3.<replaceable>X</replaceable>、
+ &os;
+ 3.<replaceable>X</replaceable> から
+ 4.<replaceable>X</replaceable>
というメジャーバージョン間のアップグレードを行なう機能が削除されました。</para>
</sect2>
@@ -916,7 +1156,7 @@
<title>前のリリースの &os; からのアップグレード</title>
<para>現存する &os; システムからアップグレードするユーザは
- <quote>&os; 5.0-RELEASE 初期利用者のための手引き</quote>
+ <quote>&os; &release.current; 初期利用者のための手引き</quote>
を読むことを <emphasis>強く</emphasis> 推奨します。
この文書は、通常 <filename>EARLY.TXT</filename> という名前で
配布物に収録されており、
OpenPOWER on IntegriCloud